『発達障害とはなにか』 著者は古荘純一さん

自閉症、アスペルガー、ADHD、学習障害など発達障害について、ネット上で有名人が当事者だと言われたり、自称「発達障害者」が積極的に発信したりしている。しかし、その人たちが本当に発達障害なのか、小児精神科医の著者は疑問を持つことが多いという。発達障害とは、個性の範囲を超えた「脳を基盤とする精神神経疾患」なのである。本書では発達障害の若者たちの生き方を何人もの事例で説明し、その上で世間での誤解(「親の育て方が悪いから」「テレビやゲームで育ったから」など)の誤りを明らかにする。支援に当たる側の誤解にも踏み込んで説明する。後半では、発達障害の各症状を説明し、近年の脳研究や遺伝研究も紹介して、症状と原因について正しい情報を提供する。また、発達障害の発見から現代の歴史にも触れる。〜裏表紙の内容紹介文より〜

 

2017年8月19日


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