『変わり者でいこう あるアスペルガー者の冒険』著者はジョン・エルダー・ロビンソンさん翻訳は藤井良江さん
著者はアスペルガー症候群の当事者であり、会社経営のほか講演活動、大学教員、国立機関の委員や自閉症関連組織の委員なども務めておられます。
この本の書評を紹介します。
「『変わり者でいこう』は、自閉症に悩み、周囲から”はみだして”いると感じている若者たちを惹きつける、ユニークな手引き書だ。ジョンは、成長過程、同級生の中での疎外感、ソーシャルスキルの習得、天賦の才を活かしての成功への道について、自らの考えを伝えている。」Autism Speakers代表、マーク・ロイスマイヤー〜本書カバーに掲載分より引用〜
また巻末には、付録として「親や先生、およびそれに等しい立場の方々へ」としてアスペルガー症候群の定義、検査を受けることと、アスペルガー者の行動について、本書に書かれてある内容を検索しやすいように索引が掲載されています。例えば、「感覚過敏について」「いじめ、およびその対処法について」「自発的に変化に富んだ遊び方をしないことについて」「集団の中での不安感について」「特別な興味と熱中について」「対人的または情緒的相互性の欠如について」など、養育者や教師がアスペルガー者を理解する上で役に立つのではないかと思う一冊です。
2017年3月08日
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