『自閉っ子、こういう風にできてます!』著者はニキ・リンコさんと藤家寛子さん

幼い頃から周囲との違和感を感じながら育ち、30代になってアスペルガー症候群と診断された、翻訳家であるニキ・リンコさんと、解離性障害を克服後、20代前半でアスペルガー症候群と診断された作家である藤家寛子さんによる共著。

二人の違いについては、出版社の編集者である浅見淳子さんにより、まえがきで次のように説明されています。
・ニキさん・・・感覚の壺は、そんなに小さくないけれど満タンになる寸前にしか気づかない。
・藤家さん・・・感覚の壺が小さくて、すぐに満タンになりあふれてしまう。そしてヒューズが飛ぶ。(身体麻痺・視力聴力を失う)

本編には二人の身体感覚や世界観について、編集者を交えたインタビュー形式で書かれています。

定型発達の人には分からない、独特の感じ方を持っていることがわかり、自閉っ子の世界を理解するうえで参考になる1冊だと思います。

2017年1月24日


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