『発達障害の子の感覚遊び・運動遊び』 監修は作業療法士の木村 順さん

作業療法士である木村 順さんにより監修されている本です。

人の身体の「動き」は全身から入ってくる様々な情報でコントロールされており、「体」が使いこなせなくなっている発達障害を持つ子どもは、視覚や聴覚以外の「感覚の使い方が崩れていたりゆがんでいる」ということに着目しています。楽しみながら体を使って学ぶことで、感覚や運動面の問題を解決につなげるという視点で書かれています。

施設の療育で感覚統合プログラムを受けることができると良いですが、そのような機会に恵まれる人は少ないと思います。また数ヶ月や数週間に一度の療育では、得られた効果も定着しにくいのではないでしょうか。

この本には、はじめに発達障害の人がなぜ「体の使い方」がわからないのかについて、次に家庭で実践できる「運動」が「ホームプログラム」としてイラストを加えて、わかりやすく解説されています。

生活の中に、楽しみながら少し取り入れてみると良いのではないかと思います。

出版社
講談社
監修
木村 順

2017年2月06日


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『発達障害の子の感覚遊び・運動遊び』 監修は作業療法士の木村 順さん