『じょうずなつきあい方がわかるアスペルガー症候群・高機能自閉症の本』監修は宮本信也さん
まずはアスペルガー症候群(高機能自閉症)とは、どういうものなのかを解説し「基本的な特性」について、トラブルになりやすいものや、生活に支障をきたしやすい、こだわりや行動などが書かれています。その次に「家族がしてあげられること、すべきこと」として、本人にいつどのように特性を伝えるかや、生活習慣や身だしなみなどについてどう教えればいいかなどが解説され、さらに「学校でできること、すべきこと」のなかに「TEACCH(ティーチ)プログラム」についても触れています。
「TEACCHプログラム」とは、
1・個人の特性を尊重する
2・専門家と相談する
3・大人が子どもに歩み寄る
4・人生全体を見通す
の4つの基本理念から成り立っており、全国の発達障害支援センターでも、このプログラムを導入しているところもあるようです。
イラストを交えてわかりやすく解説してくれています。アスペルガー症候群・高機能自閉症(現在は自閉症スペクトラム障害)を理解するうえで、参考になるのではないかと思います。特性を理解をすることで本人が「生きやすく」なるように活用できればと思います。
2017年2月06日
関連キーワード:アスペルガー症候群, 自閉症スペクトラム障害, 高機能自閉症